反訳と匿名化

 証拠資料として提出する録音記録の音声データを反訳していますと,裁判で直接争っている当事者と関係がない個人情報や法人のプライバシー権利の識別会話が記録されていることがあります。「 氏名, 生年月日, 属名, 学名, 住所, 電話番号, メールアドレス, 社名, 職位, 通称, 雅号, 屋号, 芸名, 入所,入院,看護,検査記録,年金番号,マイナンバー」など,録音された音声にありとあらゆる識別可能情報が保存されていて,初号(校正用)反訳書では詳細に文字に起こされて表記されます。したがいまして,(注)校正用反訳書は法律家による校正検証がといも大切なのです。

待合室(診療,ロビー,ラウンジ,金融,証券,ホテル,空港)の呼出情報
防音性の低い住居隣人の会話と生活行動音
隣人から聞こえる個人情報
電話の背景に聞こえるプライバシー情報


※個人情報に関する法律

※個人情報違反の罰則

※ 争っている裁判で提出されたいろいろな資料「訴状,答弁書,準備書面,証拠証明書,判決,和解、送達」などなど,書面で一般民事訴訟記録の保存期間を2000年1月1日施行で「事件記録等保存規程の一部を改正する規程」によって,10年から5年に短縮され,5年の年月を経た後,一部書類を除いて保存されないことになりました。

 その5年の間で裁判中は閲覧申請書と収入印紙,身分証明,押印,さらに,裁判終了後は,法律の閲覧制限もありますが,閲覧が可能で,必要があれば複製申請しその裁判の過程が確認できる仕組みです。
ですから,識別可能情報が大量に含まれいる録音記録の反訳書作成過程では法律家による校正は重要道筋なのです。

反訳事例

■ 家族,男女間トラブルの音声反訳 
# 離婚(スピード離婚,家庭内離婚,熟年離婚,協議離婚,調停離婚,審判離婚,認諾離婚,和解離婚,判決離婚)
# 婚約破棄(調度品処分損,慰謝料,損害賠償)
# 内縁(扶養義務,貞操義務,連帯責任義務,共有財産,子の嫡出性,社会保険社会保障)
# 虐待(身体的虐待,心理的虐待,経済的虐待,介護虐待,性的虐待)
# 暴力(学内・職場・施設暴力,民事介入暴力,性暴力,配偶者・家族間暴力)
# 恐喝(財物)
# 恫喝(権利行使,金銭債務)
# 中絶(精神的負担,肉体的負担,慰謝料,後遺症,治療費)
# 戸籍(非嫡出子,入夫婚姻,婿養子縁組み,家督相続,復籍拒絶,廃絶家再興)

■ 親戚関係のトラブルの音声反訳 
# 葬儀,遺品整理,代襲相続,納税,土地,養子縁組み,同族経営,不動産経営,連帯保証,借地立ち退き,嫌がらせ

■ 消費者,金銭関係のトラブルの音声反訳 
# 葬儀,遺品整理,代襲相続,納税,土地,養子縁組み,同族経営,不動産経営,連帯保証,借地立ち退き,嫌がらせ

■ 人間関係のトラブルの音声反訳
# パワハラ,セクハラ,退職金,不当解雇,雇用形態,労働条件