トラブルと人間関係

 争いの歴史は,人間生活そのものの歴史です。
トラブルにまきこまれると,心配ごとが頭か離れず身心が疲労困憊(こんぱい)してしまいます。

 自分としては,トラブル解決に誠意を示し対応してきた。しかし,価値観,考え方が異なり,「人の話は都合よく聞き流す。」「自己主張を無理強いする。」「言った。言わない。」「聞いた。知らない。」「渡した,受け取っていない,」など,会話が全く嚙み合わず,水掛け論で収拾が付かないのがトラブルに巻き込まれた時が味わう人間関係なのです。

争い(トラブル)の解決

 そこで,日頃から信頼している仲間や知人,先輩らを訪ねて助言やアドバイスを受けたが,解決の糸口が見えない。

 更に,公(おおやけ)の相談場所(国民生活センター,労働基準監督署,暮らしの窓口,無料法律相談,法務事務所)などを訊ね歩いたが良案が見つからない。

 結局,最後の拠(よ)り所と思っていた法律的解決をするしかないと決心して裁判所に足を運ぶことになる。

 裁判で,第三者の裁定を仰ぐ選択をしたとき,「怒りの気持ち。」「悔しい思い。」「情けない思い」など,愚痴を述べるだけでは自身が思い描いている良い結果の裁定を得ることはできない。

 過去に当職の叔父(元東京高等裁判所判事)に水掛け論になった争いを裁判で解決できますか?と尋ねた時の答えは「裁判所に訴えてくる人々の問題点,争点,論点,事案は一件一件,事柄や事情が違う。」

 そこで,最も大切なことは論(ろん)は後,証拠が先「弁舌多く言葉や書面で説明するよりも,たった一つの真実の証拠が目前に示されたら,裁定はできる。」と,以下の証拠の大切さを教えられた。

自分ではなく,他人が事実だと発言した言質,証言,供述
人を除く物的なもの
事実が存在するかしないかを示す直接的なもの
物を間にして,間接的に要証の事実を証明する役立つもの
裁判官や検察官の尋問に事実です。と,答えた供述
人が話した内容の非供述証拠(録音,録画,の反訳書)

 結論として,「真実を証明する質の高い説得的法律書面価値の高い証拠が最重要だと理解できる。

有形力と無形力のトラブル表記

 音声データに含まれる会話と同時に聞こえる物理的な「殴る、蹴とばす、叩く」などの暴力的な音や会話として聞こえる音声データが有形力です。

 無形力は,眼には見えない認識的な力,「暴言,脅迫,脅し」など会話の中に含まれる音声が該当します。

以下,反訳書に反映した例を示します。

階下マンション住民に上階から昼夜,連日打音を発生し続けるイヤガラセ
ラジオやテレビを大音量で深夜,早朝から拡声し続ける
介護,身障施設のリハビリで背後から突き倒し足蹴などの監視カメラ
車の幅寄,車両の行く手に物を投げ落としす呷(あお)り運転のドライブレコーダ記録
無言電話と背景に聞こえる雑音と嫌がらせ電話で恐怖を煽り続ける通話記録
伝染病患者を告知せず医師の診察で感染が分かった行為のレコーダ記録

 記録し保存された昔のカセット,ビデオテープレコーダ,そして,近年のICレコーダ,ボイスレコーダ,ドライブレコーダ,携帯端末,固定電話,監視ビデオにも価値の高い証拠情報が豊富に記録されています。

反訳事例

■ 家族,男女間トラブルの音声反訳 
# 離婚(スピード離婚,家庭内離婚,熟年離婚,協議離婚,調停離婚,審判離婚,認諾離婚,和解離婚,判決離婚)
# 婚約破棄(調度品処分損,慰謝料,損害賠償)
# 内縁(扶養義務,貞操義務,連帯責任義務,共有財産,子の嫡出性,社会保険社会保障)
# 虐待(身体的虐待,心理的虐待,経済的虐待,介護虐待,性的虐待)
# 暴力(学内・職場・施設暴力,民事介入暴力,性暴力,配偶者・家族間暴力)
# 恐喝(財物)
# 恫喝(権利行使,金銭債務)
# 中絶(精神的負担,肉体的負担,慰謝料,後遺症,治療費)
# 戸籍(非嫡出子,入夫婚姻,婿養子縁組み,家督相続,復籍拒絶,廃絶家再興)

■ 親戚関係のトラブルの音声反訳 
# 葬儀,遺品整理,代襲相続,納税,土地,養子縁組み,同族経営,不動産経営,連帯保証,借地立ち退き,嫌がらせ

■ 消費者,金銭関係のトラブルの音声反訳 
# 葬儀,遺品整理,代襲相続,納税,土地,養子縁組み,同族経営,不動産経営,連帯保証,借地立ち退き,嫌がらせ

■ 人間関係のトラブルの音声反訳
# パワハラ,セクハラ,退職金,不当解雇,雇用形態,労働条件